結論から言いますと
下半身の筋トレを行うと人体の中でも比較的大きな筋肉である太ももの筋肉が鍛えられるため、基礎代謝が向上して痩せやすくなります。
脂肪燃焼効果のある有酸素運動とは違い、無酸素運動である筋トレによって直接的に脂肪が消費されるわけではありませんが、筋肉の量が増えれば基礎代謝も増えます。
消費されるエネルギーが少ない無酸素運動でも継続的に行えば太りにくい身体を作る効果があるので、積極的に太ももの筋肉などを鍛えるとよいでしょう。
基礎代謝とは絶えず消費するカロリー
基礎代謝とは筋肉や内臓を動かしたり呼吸をするなど人間の生命維持に使われるエネルギーで、動かずに座っているときや寝ているときにも絶えず消費カロリーが発生します。
内臓による消費を筋肉による消費に分けることができますが、前者を増やすためには腸内環境を整える必要があります。
後者は筋肉量が増えるほど増加するので、痩せやすい体質を作りたいのであれば積極的な筋肉のトレーニングを行うことが重要です。
肥満とは摂取しても消費されず余ったカロリーが脂肪として体内に蓄積した状態であり、基本的な消費カロリーが食事で摂取するカロリーよりも多い場合には運動をしなくても太りません。
有酸素運動によるダイエット
筋トレを伴わない糖質制限や有酸素運動によるダイエットは、リバウンドのリスクを高めてしまうので注意する必要があります。
糖質を制限すると身体がエネルギー不足の状態になり、筋肉中のタンパク質を分解してエネルギーにするため筋肉量が減ってしまいます。
有酸素運動は脂肪を燃焼させることができますが、同時に筋肉も落ちてしまう可能性があるので筋トレも行うことが大切です。
糖質制限や有酸素運動のみのダイエットを行った場合には、以前よりも基本的な消費カロリーが少なくなっているケースが多く見られます。
ダイエットでリバウンドをしないためには
基本的な消費カロリーが少ない状態で通常の食事に戻したり有酸素運動を止めると、摂取カロリーの方が多くなり太ってしまいます。
ダイエットでリバウンドを防ぎたいのであれば、糖質制限や有酸素運動のみを行うのではなく太ももの筋肉などもしっかりと鍛えるようにしましょう。
無酸素運動は直接的な消費エネルギーが少ないものの、継続的に行うことで太りにくい体質になることができます。
さらに筋トレには短期的に脂肪を燃焼しやすい状態にする効果もあり、筋肉痛を伴う程度のトレーニングを行った後は1日あたりの消費カロリーが50から300kcalほど増えるとされます。
筋トレによって一時的に代謝機能が活発化するので、48時間から72時間にわたって消費カロリーを増やすことができます。
太りにくい状態を維持したいのであれば、2日から3日に一度の頻度で筋トレを行うとよいでしょう。